2024.08.30
ゴルフのミスショットのひとつであるチーピン。
チーピンに悩んでいる方は「なんでチーピンになるの?」「直したいけどどうしたらいい?」とお悩みではないでしょうか。
そこで今回は、チーピンについて要因と直し方を解説します。
真っ直ぐボールを飛ばしたい方は、ぜひご覧ください。
チーピンとは、打った瞬間にボールが左方向へ飛び、さらに左に大きく曲がるショットです。
麻雀牌の「七筒(チーピン)」の図柄にボールの軌道が似ていることから、チーピンの名称がついたと言われています。
チーピンは目標に対して大きく曲がるため、OBになりやすいのが特徴です。
チーピンと似たショットにフックがありますが、原理や特徴が異なります。
フックはインパクト時にクラブフェースが閉じ、スイング軌道がインサイドアウトになることが原因です。比較的緩やかなカーブで、戦略的に使われることもあります。
対してチーピンは、クラブやスイング軌道などによってボールに強い左回転がかかり、急激な左に飛び出す意図しないミスショットです。
チーピンの主な要因は3つあります。
それぞれ詳しく解説します。
フェイスがかぶっていると、ボールに左回転がかかりやすくチーピンの要因となります。
「フェイスがかぶる」とは、インパクト時にクラブフェースが目標よりも左を向いてしまっている(閉じている)状態です。
この状態でボールを打つと、ボールに左回転がかかり、急激に左方向へ飛びます。
特に、スイング中にフェイスの角度が急に左向きになると、より左方向に飛び出しやすいです。
ボールを下からすくうような、アッパー軌道もチーピンの要因です。
アッパー軌道とは、クラブヘッドがインパクト時に上向きに動いているスイング軌道のことを指します。
この軌道でスイングすると、ボールが左に引っかかりやすくなり、結果としてチーピンになります。
極端なインサイドアウトの軌道、またはアウトサイドインの軌道は、アッパー軌道になりやすいです。
また、「ボールを高く上げたい」という意識が強すぎると、アッパー軌道になる傾向にあります。
体全体を使わない手や腕だけでスイングする手打ちも、チーピンになりやすいです。
また、インパクトの瞬間に「強く叩いて飛ばそう」と手に力が入ると、右手がかぶってクラブフェースが左を向き、チーピンになります。
全身を使ったスイングを身に付けることで、手打ちにならず、チーピンを防げます。
チーピンになる要因をもとに、チーピンの直し方を解説します。
まず、チーピンを防ぐためには、クラブフェースの向きをチェックすることが重要です。
フェイスの向きは、構え方と握り方を確認しましょう。
最初の構えの状態で、左を向いてしまっていないかを確認します。
正しい構え方は、ターゲットラインに対して肩・腰・膝のラインが平行になる構えです。
右に飛ぶスライスを経験したことがある方は、それを嫌って左方向に意識した構えになりやすい傾向にあります。
クラブを握る際は、左手をかぶせすぎないようにしましょう。
この握り方はストリンググリップと言い、クラブフェースが左方向を向く要因となります。
クラブフェースがターゲットに対して真っ直ぐになる、スクウェアグリップで握りましょう。
正しいスイングを身に付けることで、チーピンが直せます。
スイング軌道は、安定したショットが打てるインサイドインが理想です。
なお、ドローショットを打つ時には、インサイドアウト軌道が適していますが、極端にならないよう注意が必要です。
インサイドイン軌道とは、クラブヘッドが体の内側から目標ラインに向かって移動し、インパクト後に再び内側に戻る軌道のことを指します。
クラブフェースがインパクト時に目標に対して真っ直ぐになりやすく、安定したショットが打てるようになります。
また、アッパー軌道を防ぐためには、ボールを高く上げようと意識しすぎないことも大切です。
手打ちにならないよう、下半身をしっかり使って全身でボールを飛ばしましょう。
体全体を使ってスイングするためには、バックスイングで腰と肩をしっかり回します。この時、体重は右足にのっています。
そして、ダウンスイングからインパクトにかけて、左足に体重を移します。
下半身に連動して肩や腕がスムースに動かせるようになると、ボールが真っ直ぐ飛びやすくなります。
チーピンの要因と直し方を紹介しましたが、1人でチーピンを直すのは難しいと感じる方もいるでしょう。
正しい構え方や握り方、スイングなどは、専門のインストラクターからレッスンを受けることで身に付きやすく、早く上達します。
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